科学が証明する人体の神秘
NHKスペシャルで人体の特集を放送した時のタイトルが「神秘の巨大ネットワーク」でした。公共放送が「神秘」です。司会の一人はノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんです。世界最高峰の研究者をもってしても人体は神秘と言わざるを得ないのです。実際に番組を観れば「神秘」としか感想が出て来ません。到底人間が太刀打ちできる領域ではありません。
人体を詳しく研究すればするほど神の姿が見えてくる・・・そんな心境ではないでしょうか?これも確かな知があってこそ得られる実感であって、無知の盲信とは異なります。
もし癌と告知された時、医者を盲信したら余命を受入れるしかありません。
しかし医療現場でも癌が自然に収縮する事例は確認されています。健康な人でも、毎日5000個ほどのがん細胞が発生するが免疫細胞のお陰で発症には至らないそうです。
今後、研究が進めば癌細胞を完全に治癒できる方法が発見されるかもしれません。しかし癌を克服したからと言って人類が人体を掌握できるわけではありません。
人体は神秘の彼方にあるのです。人間は神秘の恩恵を受けて神秘の外側で生かされ守られている存在なのです。人間が喜べない心の種を運び続ける限り病気が絶えることはありません。人類は決して神秘を掌握することはできないのです。
医者は神様ではありません。余命の宣告は医者の無力を告白しているに過ぎません。
医者に及ばず、全ての人間は形の前では完全に無力なのです。ただ心通りの守護をいただくお陰で動くのであって、神様の許しがなければ形は微動だにしないのです。
人体は神秘。
人体が神秘であるように、癌も神秘、様々な病気もまた神秘なのだから、「医学の知」より重要なのは「神秘の知」なのです。