『桜を見る会』の中止報道に思うこと
例年4月に新宿御苑で行われている「桜を見る会」に安倍晋三首相の後援会関係者が約850人が招待されるなど、野党が税金の私物化と批判を強めている
それを受けて
これが今回の騒動(野党が騒いでいるだけ?)になっている事の顛末。
そもそも『桜を見る会』とは?
「各界において功績、功労のあった方々を招き日頃の労苦を慰労するため」を目的とし、皇族、元皇族、各国大使等、衆議院議長と参議院議長及び両院副議長、最高裁判所長官、国務大臣、副大臣及び大臣政務官、国会議員、認証官、事務次官等及び局長等の一部、都道府県の知事及び議会の議長等の一部、その他各界の代表者等、約1万人が招待され、酒類や菓子、食事が振る舞われる。招待客の参加費や新宿御苑の入園料は無料であり、費用は税金から拠出される。
成る程成る程、『各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労する』ことが会の趣旨なのですが、今回は招待客の選出に不明な点が多かったため、野党の鼻息荒い追究となったようです。
桜を見る会。消費税も増税し、まだまだ予算の無駄を削る必要がある中、こんな会の予算は真っ先に切るべきだ。そのお金は他に回せばいい。こんな予算も削れずに、予算改革などできるわけがない。ただし野党が安倍政権を追及するのも茶番。旧民主党も桜を見る会を開いていたのだから。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) November 11, 2019
野党が、誰をどのような基準で呼んだのか不明だと安倍政権を追及するのは不毛。旧民主党は明確な基準があったというのだろうか。そこが問題なのではなく、与野党含めて、こんな会を開き続けてきたことを反省し、来年から即中止すべきだ。大阪はこの手の予算を削り倒して、現在財政は改善傾向にある。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) November 11, 2019
橋下氏は『こんな会』と批判している。
日本テレビ『スッキリ』コメンテーターのロバート・キャンベル氏は『中止にしないで欲しい』と好意的なコメント。ちなみにキャンベル氏は一度招待された経験があるらしく、会の雰囲気や内容などは素晴らしかったそうです。まあ、招待されたら素直に嬉しいでしょう・・・名誉に感じると思います。
私が一番言いたいのはここなのです。
税金の無駄とか、会自体に意味が無いとか、そんな事はどうでもいいのです。(どうでも良くはないですが・・・)。
私が一番問題にしているのは、
『招待されたら誰だって嬉しい』ということなのです。
何言ってんだコイツ?・・・と思うかもしれませんが、例え功労者と言えど、一部の人間を招待するのはハッキリ言ってズルいです!インチキです!(子供か!)
功績を残した人だけが苦労しているわけではありません。
国民はみんな一生懸命に働き、少ない稼ぎの中から税金を納めて、国のために貢献しているのです。
名もない(いやあるけど)一般のサラリーマンと、功労者の間に、それほどの差があるのだろうか?
例え功労者がより多くの功績があったとしても、そもそも功績がある人は周りから讃えられているのです。功績に見合う報酬だって少なからず受けていると思います。
それより社会の片隅で細々と頑張っている一般ピープル達に、もっともっと焦点を当てて欲しいのです。
そこで寿限無からの提案です
今後、『桜を見る会』は国民の中からランダムで選出することにしましょう!
日本国民なら誰でも『桜を見る会』に招待されるチャンスがあるのです。
もし『桜を見る会』で首相に相まみえ、日頃の貢献を労ってもらえるチャンスがあるとしたら?
おそらく全ての国民は、その日を夢見て日々襟を正して生活するのではないでしょうか?
これなら選出の基準も公平だし、国民を鼓舞する意味もあるし、誰も文句が言えません。
選出の基準には犯罪歴や税金滞納歴があっても分け隔てなく招待します。
素行に問題がある人も、『桜を見る会』に参加して首相に言葉を掛けてもらうことで、素行を正す切っ掛けになるかもしれません。
今後、『桜を見る会』は『一人の国民として価値ある存在』と認識させてくれる素晴らしい会に生まれ変わるのです。
以上、寿限無からの提案でした。